土俵祭(読み)ドヒョウマツリ

デジタル大辞泉 「土俵祭」の意味・読み・例文・類語

どひょう‐まつり〔ドヘウ‐〕【土俵祭(り)】

大相撲で、本場所初日の前日に行われる祭事祭主である立行司祝詞のりとを上げたのち供物を捧げ、場所中の安全と興行成功国家安泰五穀豊穣を祈願する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の土俵祭の言及

【土俵】より

…江戸時代から13尺(3.94m)の二重土俵が続いてきたが,1931年に15尺(4.55m)の一重土俵に改められた。 〈土俵祭〉は,新しく構築した土俵の地鎮祭の一種で,大相撲では本場所初日の前日の朝10時前後に行われる。古く方屋開きといった。…

【触太鼓】より

…相撲興行における行事の一つ。本場所が始まる初日の前日,行司が主宰する土俵祭が行われ,終了後〈呼出し〉が天びんにつるした太鼓をたたきながら土俵を3周した後,明日から相撲が始まることを告げるために市中に繰り出す。江戸時代には相撲興行を知らせる情報機関がないため,触太鼓の役目は重要で,また降雨のため中止になった後,再開を告げるときにも行われた。…

※「土俵祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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