安泰(読み)アンタイ

デジタル大辞泉 「安泰」の意味・読み・例文・類語

あん‐たい【安泰】

[名・形動]無事でやすらかなこと。また、そのさま。安穏あんのん。平穏。「国家安泰を願う」
「此―な境遇に慣れて」〈漱石・彼岸過迄〉
[類語]安全無事平安安寧あんねい安穏あんのん小康安心確実無難無害大丈夫穏やか平穏平らか温和事無しセーフティー無毒

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精選版 日本国語大辞典 「安泰」の意味・読み・例文・類語

あん‐たい【安泰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 無事で安らかなこと。危険、心配などのないこと。安寧(あんねい)。安穏。安康。平穏。
    1. [初出の実例]「衆庶悦予、万邦安泰」(出典:山密往来(1373)青陽一三日)
    2. 「武家の安泰(あんタイ)万世に及ぶべしとこそ存じ候へ」(出典太平記(14C後)二)
    3. [その他の文献]〔斉書‐扶南国〕

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20世紀日本人名事典 「安泰」の解説

安 泰
ヤス タイ

昭和期の童画家



生年
明治36(1903)年10月4日

没年
昭和54(1979)年10月31日

出生地
福島県

出身地
茨城県

学歴〔年〕
日本美術学校〔昭和3年〕卒

主な受賞名〔年〕
小学館絵画賞(第1回)〔昭和27年〕

経歴
童画グループ車に所属動物をよく描く童画家として活躍。紙芝居に「三日めのかやの実」「こねこちゃん」「ねことごむまり」、さし絵に秋田雨雀作「太陽花園」、大仏次郎作「スイッチョねこ」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

普及版 字通 「安泰」の読み・字形・画数・意味

【安泰】あんたい

やすらか。危難を免れて無事であること。〔易林、井之恒〕倒懸(たうけん)(逆さにつるす刑)を解釋して、國安泰なり。

字通「安」の項目を見る

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