土合新村(読み)どあいしんむら

日本歴史地名大系 「土合新村」の解説

土合新村
どあいしんむら

[現在地名]大門町土合

土合村の南、大門川(庄川)右岸に位置。土合・上条じようじよう下条げじよう二口ふたくちの四ヵ村入会地の開発により生れた新開村。初めは単に四ヶ村開と称した。三箇国高物成帳に村名・草高の記載があるが、「但村御印ハ無御座候」とあり、元禄三年(一六九〇)から同一五年にかけて開発され、寛保二年(一七四二)に村立てになったとある。同年に成立しその後の変化も補筆した高免等書上帳(折橋家文書)によると、元禄三年の新開高一一〇石四斗余、同七年の新開高九五石六斗余、同一七年の畑直高三〇石二斗余、宝永二年(一七〇五)の手上高一五石、享保四年(一七一九)の畑直高一四八石二斗余、同八年の手上高一五石、同二〇年の手上高五石四斗余、天明七年(一七八七)の手上高一七石となっており、当時の草高四三七石に合致する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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