土地単税論(読み)とちたんぜいろん

精選版 日本国語大辞典 「土地単税論」の意味・読み・例文・類語

とち‐たんぜいろん【土地単税論】

  1. 〘 名詞 〙 単一税論の一つ一国税制地租だけとし、他の租税は全廃せよという論。ケネーなどの重農学派によって提唱され、一九世紀にアメリカヘンリー=ジョージやアイザック=シャーマンもこの説を唱えた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の土地単税論の言及

【ジョージ】より

…とりわけ,アイルランド,ロンドンを訪れて多くの学者,思想家,社会主義者と親交を結び,フェビアン協会の創始者たちに影響を与えた。彼は土地私有制度の結果たる地代をすべて租税として国家が徴収し,他の租税をいっさい廃止すべきだ(土地単税論)と説き,この運動はアメリカでも19世紀末には各地にひろまった。なお1886,97年ニューヨーク市長選挙にも出馬した。…

※「土地単税論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む