土用餅(読み)ドヨウモチ

デジタル大辞泉 「土用餅」の意味・読み・例文・類語

どよう‐もち【土用餅】

夏の土用につく餅。力がつき、暑気あたりを防ぐという。 夏》「―腹で広がる雲の峰/許六

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精選版 日本国語大辞典 「土用餅」の意味・読み・例文・類語

どよう‐もち【土用餠】

  1. 〘 名詞 〙 土用の節物としてついた餠。砂糖小豆を入れた餠や朴(ほお)の葉や笹の葉に包むものもある。元気がつき、暑気あたりを防ぐという。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「土用餠腹で広がる雲の峰〈菊阿〉」(出典:俳諧・正風彦根躰(1712)第三)

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