土釜(読み)ドガマ

デジタル大辞泉 「土釜」の意味・読み・例文・類語

ど‐がま【土釜】

土を焼き固めて作った釜。

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精選版 日本国語大辞典 「土釜」の意味・読み・例文・類語

つち‐がま【土釜】

  1. 〘 名詞 〙 土で作った釜。素焼き陶器の釜。どがま。〔和玉篇(15C後)〕
    1. [初出の実例]「土釜(ツチカマ)野沢の水を汲みこみ」(出典浮世草子本朝二十不孝(1686)四)

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世界大百科事典(旧版)内の土釜の言及

【塩釜】より

…《正倉院文書》などにみられる煎(せん)(熬(ごう))塩鉄釜というのは焼塩生産の釜で,千葉県富津市の金谷(かなや)神社にはこの種の釜が保存されている。生塩生産の釜は,たらい型の土釜のものと推定される破片が志摩で発見されている。中世以降焼塩生産は衰退したようである。…

※「土釜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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