コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

和玉篇 わごくへん

6件 の用語解説(和玉篇の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

和玉篇
わごくへん

『倭玉篇』とも書き,また「わぎょくへん」ともいう。著者,成立年代とも未詳。漢和辞書。漢字部首によって分類し,音と訓を片仮名で示したもの。成立後,宋の陳彭年 (ちんほうねん) らの『大広益会玉編 (だいこうえきかいぎょくへん) 』 (1013) によってその内容を整備した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

和玉篇【わぎょくへん】

和玉篇(わごくへん)

和玉篇【わごくへん】

〈わぎょくへん〉とも読み,《倭玉篇》とも記す。漢和辞書。3巻。1489年,1491年の古写本があるが,成立,著者とも不詳。部首分類体の字書で,カタカナで,漢字の音を右傍に注し,下に訓を2〜3列記する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

わごくへん【和玉篇】

〈わぎょくへん〉とも読み,《倭玉篇》とも記す。部首分類体の漢和字書。3巻。室町時代に《世尊寺本字鏡》などの系統を引く辞書を中心として成立したものか。中国の《大広益会玉篇》の影響を受けるものもある。古くは写本で伝わるものが多く,《篇目次第》《元亀字叢(じそう)》《玉篇要略集》などと呼ばれる異本がある。室町時代から江戸時代にかけてたびたび改編増補して刊行された。《節用集》《下学集》と合わせて室町時代の代表的な国語辞書と称される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

和玉篇
わごくへん

部首分類による字形引きの漢和字書。三巻。『倭玉篇』とも書き、「わぎょくへん」とも読む。室町初期ごろの成立で、編者は未詳。漢字を見出し語として掲げ、傍らに字音を、下に和訓を片仮名で示してある。写本、版本の数が多く、書名も『和玉篇』のほか『大広益会玉篇(だいこうえきかいぎょくへん)』『篇目次第(へんもくしだい)』『音訓篇立(おんくんへんだて)』など多様である。『新撰字鏡(しんせんじきょう)』『類聚名義抄(るいじゅうみょうぎしょう)』『字鏡』など、なかでも『大広益会玉篇』(陳彭年(ちんほうねん)編)からの影響が大きい。成立後も種々の改編が行われ、中世語・近世語資料として重要である。[沖森卓也]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の和玉篇の言及

【辞書】より

…漢字・漢語に関するものとしては,まず部首引きのものに《字鏡(じきよう)》(原本は院政時代の成立か),《字鏡集》(菅原為長著。寛元期(1243‐47)ころ,またはそれ以前に成立)が現れ,ついで,室町中期に《和玉篇》が出た。古写本,版本とも多種あって,《元亀字叢(げんきじそう)》《玉篇略》などの異称をもつ本もある。…

※「和玉篇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone