地無鹿子(読み)じなしかのこ

精選版 日本国語大辞典 「地無鹿子」の意味・読み・例文・類語

じなし‐かのこ ヂなし‥【地無鹿子】

〘名〙 (「じなしがのこ」とも) 布地全面にかのこしぼりを施した織物。総鹿の子。
浮世草子好色五人女(1686)三「下に黄(き)むく、中に紫の地(ヂ)なし鹿子(カノコ)、上は鼠じゅすに百羽雀(ひゃくばすずめ)のきりつけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android