地獄の釜の蓋があく(読み)じごくのかまのふたがあく

精選版 日本国語大辞典 「地獄の釜の蓋があく」の意味・読み・例文・類語

じごく【地獄】 の 釜(かま)の蓋(ふた)があく

  1. 正月一六日と盆の七月一六日をいう。この日には地獄の鬼が亡者呵責(かしゃく)を休む日とされ、使用人にもやぶ入りとして暇を与える習慣があった。
    1. [初出の実例]「この頃は地獄の釜のふたもあき、罪人聖霊となり来るなると聞くが」(出典:咄本・醒睡笑(1628)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android