最新 地学事典 「地球磁場観測」の解説
ちきゅうじばかんそく
地球磁場観測
observation of geomagnetic field
地球磁場の観測には半永久的な観測(permanent observation)と臨時観測がある。半永久的な観測は常設の地磁気観測所(magnetic observatory)で行われ,世界中に約200の地磁気観測所がある。日本では茨城県の柿岡にある地磁気観測所(気象庁所属)が代表的。臨時観測には地上・海底での固定的な観測のほかに船や飛行機,人工衛星による移動式の観測がある。1979年に打ち上げられた地球磁場観測用の人工衛星マグサット(MAGSAT)は地表全域でのベクトル成分の観測に成功し,これによって20階以上のガウス係数が求められるという画期的成果があげられた。また,これに伴って中規模波長の磁気異常も明らかになった。その後Ørsted(1999年打ち上げ),CHAMP(2000年打ち上げ),SWARM(2013年打ち上げ)などの人工衛星によりさらに精度の高い地球磁場観測が行われてきた。
執筆者:横山 由紀子・松岡 彩子
参照項目:地磁気ポテンシャル
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

