地球近傍天体(読み)チキュウキンボウテンタイ

デジタル大辞泉 「地球近傍天体」の意味・読み・例文・類語

ちきゅうきんぼう‐てんたい〔チキウキンバウ‐〕【地球近傍天体】

地球近傍軌道をもつ天体総称小惑星彗星流星体など。地球に衝突する可能性があるとして、捜索・軌道予測が行われる。地球接近天体NEO(near earth object)。→地球近傍小惑星ピー‐エッチ‐エー(PHA)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「地球近傍天体」の解説

地球近傍天体

地球と衝突する可能性のある軌道を持つ天体。小惑星と彗星が候補で、1000個以上知られているが、未確認のものはさらに多数あると推測される。地球に衝突すると甚大な被害が予想される。NEOの地球衝突が関心を呼び、各国で地球に接近する小惑星の観測が行われるようになった。NEOの発見、あるいは接近のニュースは衝突の可能性が誇張され、センセーショナルに伝えられることが多い。

(土佐誠 東北大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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