坂口允彦(読み)サカグチ ノブヒコ

20世紀日本人名事典 「坂口允彦」の解説

坂口 允彦
サカグチ ノブヒコ

昭和期の棋士 将棋9段;元・日本将棋連盟会長。



生年
明治41(1908)年12月10日

没年
平成2(1990)年1月18日

出身地
北海道

本名
坂口 武雄

主な受賞名〔年〕
勲四等瑞宝章〔昭和57年〕

経歴
昭和2年花田長太郎9段に入門、異例のスピード出世をとげ、13年8段となる。戦後チェスに転じ、23年には第1回全日本チェス・オープン選手権優勝。25年将棋に復帰し、28〜30年と42〜44年の2度日本将棋連盟会長を務めた。51年9段。60年引退。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂口允彦」の解説

坂口允彦 さかぐち-のぶひこ

1908-1990 昭和時代の将棋棋士。
明治41年12月10日生まれ。昭和2年花田長太郎に入門。6年4段。戦後の一時期チェスに転向したが,のち将棋界に復帰。26年産経杯戦で優勝。A級通算8年,51年9段。強靱(きょうじん)な棋風は「クロガネ」とよばれた。日本将棋連盟会長を2度つとめた。平成2年1月18日死去。81歳。北海道出身。本名は武雄。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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