坂志岡村(読み)さかしおかむら

日本歴史地名大系 「坂志岡村」の解説

坂志岡村
さかしおかむら

[現在地名]芝山町大里おおさと

白升しらます村の北西方にある。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高七五石。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳などによると白升組に属し、旗本松平(久松)領。元禄郷帳でも七五石余。享保期(一七一六―三六)取香とつこう牧の一部に切添新田が開発され(御触書寛保集成)、寛政五年(一七九三)の高一〇八石余・家数一三、幕府領と多古藩松平(久松)(上総国村高帳)。嘉永三年(一八五〇)同藩領が上知され(「下総多古久松家譜」など)、慶応四年(一八六八)の村高書上帳(おとづれ文庫蔵)によると、旗本中山領が高四五石余・反別八町八反余、家数五。石盛は上田一五、中田一二・五、下田一〇、下々田七、下畑七・一六、下々畑四・九、屋敷一二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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