坊育(読み)ぼっちゃんそだち

精選版 日本国語大辞典 「坊育」の意味・読み・例文・類語

ぼっちゃん‐そだち【坊育】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 世の中の苦労を知らないで育つこと。かわいがられて大事に育てられたため、世間をよく知らないこと。また、そのようなさまやその人。ぼっちゃまそだち。
    1. [初出の実例]「坊ちゃん育ちの志村には、ちょっと慍りっぽいところがあった」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉茜雲)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android