垣を作る(読み)かきをつくる

精選版 日本国語大辞典 「垣を作る」の意味・読み・例文・類語

かき【垣】 を =作(つく)る[=結(ゆ)う・=なす]

多くの人が、垣のように周囲に集まったり、立ち並んだりする。人垣を作る。
兵隊の宿(1915)〈上司小剣〉六「近所の人々もおひおひ往来へ出て、両側に堵(カキ)を造った」
他人との間にへだてを作る。わけへだてをする。
大道無門(1926)〈里見弴〉一番雞「形を変へた拘泥(こだはり)が、夫と妻との間に、そろそろ垣を結(イ)はうとしてゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「垣を作る」の意味・読み・例文・類語

かきつく・る

多くの人が、垣根のように周囲を取り巻いたり、立ち並んだりする。人垣をつくる。垣を結う。「ファンが―・った」
両者の間に隔てをつくる。「意見相違二人の間に―・った」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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