日本歴史地名大系 「垣河内村」の解説 垣河内村かきがわちむら 大分県:大野郡野津町垣河内村[現在地名]野津町垣河内 垣河内・割後場(わりごば)・板井畑(いたいばた)遠久原(とおくばる)村の南東、北西流する垣河内村最上流部にあり、本垣河内(ほんかきがわち)川・割後場川などが同川に合流する。北はニガキの台、南は冠(かむり)岳(六一七・五メートル)、南東は楯(たて)ヶ城(じよう)山(六〇九・五メートル)がそびえる。村名は地元では「かきごうち」とよぶ。当村内の板井畑は、天正(一五七三―九二)初年と推定される九月一六日の大友義統跡目安堵状(大友家文書録)に野津院河登(かわのぼり)のうちとしてみえ、左馬助鑑忠跡である板井畑五貫分が甥の吉岡七郎に安堵されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報