垣穂(読み)カキホ

デジタル大辞泉 「垣穂」の意味・読み・例文・類語

かき‐ほ【垣穂】

垣根。垣。
「山がつの―荒るともをりをりにあはれはかけよ撫子なでしこの露」〈帚木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「垣穂」の意味・読み・例文・類語

かき‐ほ【垣穂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほ」は「秀」の意で、高くつき出ているさまを表わす ) 垣。
    1. [初出の実例]「あな恋し今も見てしが山がつのかきほに咲けるやまとなでしこ〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋四・六九五)
    2. 「人目を包むわが宿の垣穂の薄吹く風の」(出典:謡曲・清経(1430頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android