城ノ峰(読み)しろのみね

日本歴史地名大系 「城ノ峰」の解説

城ノ峰
しろのみね

[現在地名]大淀町大字下淵小字宮山

下淵しもぶちの八幡神社の西方一円の地で、筒井順慶の拠城の跡と伝える。「多聞院日記」天正六年(一五七八)一〇月二八日条に「筒井順慶吉野郷手遣、上市下市、ヰカヰ以下悉焼払、於下市一城構、人数入置、今日改陳了云々」とある。織田信長の命で吉野衆門徒の根拠地を焼払って平定し、吉野の押えとして上市峰、下市の御坊峰と下淵のここに筒井氏の塁砦を構えて将兵をとどめ監視させたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android