城間 千鶴(読み)シロマ チヅ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「城間 千鶴」の解説

城間 千鶴
シロマ チヅ


職業
琉球箏曲演奏者

生年月日
明治36年 3月3日

出生地
沖縄・小禄具志

経歴
9歳で玉城盛重に師事して箏曲を学ぶ。昭和32年琉球箏曲保存会発足時に会長就任。44年までの13年間その職にあり琉球箏曲のために尽力。20代で野村流音楽家城間正吾と結婚したが、戦争死別。記憶力にすぐれ、右手で箏を弾き、左手三味線ツボを押さえるという、箏と三味線の同時練習をもよくした。屋嘉宗勝の伴奏をつとめた。国指定組踊り箏曲技能保持者。

受賞
黄綬褒章〔昭和47年〕 沖縄タイムス社芸術選賞〔昭和47年〕

没年月日
昭和50年 1月31日 (1975年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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