埒不明屋(読み)らちあかずや

精選版 日本国語大辞典 「埒不明屋」の意味・読み・例文・類語

らちあかず‐や【埒不明屋】

〘名〙 埒のあかない人。特に、掛け買いなどの代金の支払いの悪い人をののしっていう。らちあけずや。
浮世草子世間胸算用(1692)三「惣じて掛は取よい所より集めて埒明(ラチアカ)ず屋としれたる家へ仕廻にねだり込」

らちあけず‐や【埒不明屋】

※浮世草子・好色一代男(1682)三「万懸帳、埒明(ラチアケ)ず屋の世之介としかられながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android