執心の鬼(読み)しゅうしんのおに

精選版 日本国語大辞典 「執心の鬼」の意味・読み・例文・類語

しゅうしん【執心】 の 鬼(おに)

  1. 執心のあまりになった鬼。
    1. [初出の実例]「執心の鬼となって、共に三途の川橋の、橋柱に立てられて」(出典:謡曲・舟橋(1430頃))
  2. 執心のあまりに、一つのことに夢中になっている人。
    1. [初出の実例]「恋の其時代にかはりぬ。むかしは執心(シウシン)の鬼(オニ)でも十八九はたちよりうちなる」(出典浮世草子・浮世栄花一代男(1693)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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