堀川百首題狂歌集(読み)ほりかわひゃくしゅだいきょうかしゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「堀川百首題狂歌集」の意味・わかりやすい解説

堀川百首題狂歌集
ほりかわひゃくしゅだいきょうかしゅう

江戸時代前期の狂歌集。『堀川狂歌集』ともいう。3巻。寛文 11 (1671) 年刊。平安時代の『堀河百首』の題によって詠じた7部の狂歌集を集成したもの。『堀河百首』は以後の百首歌の規範となっており,狂歌でもこの題を借りて百首狂歌がたびたび詠まれた。所収7部の各詠者は,雄長老,よみ人しらず,松永貞徳,安井了忠,如竹,猶影,池田正式 (布留田造と平群実柿の戯号で詠む) である。了忠,如竹,猶影を除いた4人の集は,おのおの写本伝存する。

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