安土(あづち)桃山時代の禅僧、狂歌作者。名は永雄英甫(えいゆうえいほ)。京都南禅寺の住持にまでなったので雄長老とよぶ。別号、武
、小渓、玩隠叟(がんいんそう)。若狭(わかさ)(福井県)武田氏の出身で母は女流狂歌作者として名高い宮川尼(みやがわに)、一代の武人歌学者細川幽斎(ゆうさい)は叔父にあたる。幼にして仏門に入り建仁(けんにん)寺の文渓永忠に随侍し、のち建仁寺、南禅寺の住持になった。漢詩文や漢和聯句(かんなれんく)などに優れ当時五山の僧侶(そうりょ)中五指の一人に数えられた。だが後世文学史上彼を著名にしたのは余技の狂歌で、1589年(天正17)につくり中院通勝(なかのいんみちかつ)に批評を請うた『詠百首狂歌』は、痛烈な風刺や磊落(らいらく)な笑いに満ちてとくに有名である。
桜にはあらぬ春べをこきまぜて枝をたれたるはこ柳かな
[森川 昭 2017年10月19日]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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