堀部彦次郎(読み)ホリベ ヒコジロウ

20世紀日本人名事典 「堀部彦次郎」の解説

堀部 彦次郎
ホリベ ヒコジロウ

明治・大正期の実業家 宇和島運輸社長;衆院議員。



生年
万延1年3月18日(1860年)

没年
昭和5(1930)年8月30日

出生地
伊予国宇和郡宮下村(愛媛県)

経歴
庄屋の二男に生まれる。明治19年愛媛県議を経て、25年衆院議員(自民党)に当選するが、1期限りで政界を退く。31年宇和島運輸社長となり以来死去するまで30余年間就任、南予海運界に貢献した。大正4年宇和島鉄道社長となり、12年宇和島‐近永間の軽便鉄道を吉野生まで延長する。13年宇和島銀行頭取となり、宇和島商工会議所が結成されると初代会頭に就任。宇和島地方実業界の各方面に関与して指導力を発揮した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堀部彦次郎」の解説

堀部彦次郎 ほりべ-ひこじろう

1860-1930 明治-大正時代の実業家。
万延元年3月18日生まれ。愛媛県会議員をへて明治25年衆議院議員(自由党)。31年宇和島運輸社長となり,南予海運界を指導した。宇和島鉄道社長,宇和島銀行頭取,宇和島商工会議所会頭などをつとめた。昭和5年8月30日死去。71歳。伊予(いよ)(愛媛県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android