堂山(読み)つじどうやま

日本歴史地名大系 「堂山」の解説

堂山
つじどうやま

伯母おばヶ峰の南端円錐形の山。旧名どうもり。標高一三〇八・六メートル。山頂の少し東の尾根筋を東熊野街道が通り街道第一の難所であった。辻堂・堂ノ辻の地名は、ここが東熊野街道とあま村に下る道との分岐点で、「伯母峰の辻堂」とよばれる小堂があったことに由来する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の堂山の言及

【朝鮮】より

… 洞祭は地縁社会としてのムラ(マウルmaǔl)の共同祭儀である。祭りの行われる神域は,京畿道,忠清道では山神堂(サンシンダンsanshindang),江原道では城隍堂(ソナンダン),慶尚道,全羅道では堂山(タンサンtangsan),済州島では本郷堂(ポニャンダンponhyangdang),酺祭堂(ポジェダンp’ojedang)などとさまざまに呼ばれているが,樹齢の古い大木が神木・神体とされている。壮年で家内に喪,産,妊娠などの不浄のない男子が祭官,祝官に選ばれ,彼らは祭りの前の数日間は家の大門にしめ縄(〈禁縄〉クムジュルkǔmjul)をはって沐浴斎戒して身を浄める。…

※「堂山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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