堅手(読み)カタデ

デジタル大辞泉 「堅手」の意味・読み・例文・類語

かた‐で【堅手】

質のかたいこと。かたく作ってあること。また、その物。「堅手茶碗
実直・律義な性質
「至極―の侍」〈浄・天の網島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「堅手」の意味・読み・例文・類語

かた‐で【堅手】

〘名〙
① 質の堅いこと。堅くできていること。また、そのもの。主として陶器、特に朝鮮茶碗にいう。
浄瑠璃生玉心中(1715か)下「三途瀬戸の焼物づくし、親は堅手(カタデ)の茶碗と茶わん」
性格が物堅いこと。
※浄瑠璃・心中天の網島(1720)上「至極かた手の侍、大きに無興(ぶけう)し」

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