堅詰まる(読み)かたづまる

精選版 日本国語大辞典 「堅詰まる」の意味・読み・例文・類語

かた‐づま・る【堅詰】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. ( 多く「たり」「て」などを付けて ) 堅苦しい感じである。また、融通がきかないさまである。
    1. [初出の実例]「三書の外はいらぬものなりとおもへば、せばくかたづまりて、明徳活溌々地の妙用かえって枯滞のわづらいあるもの也」(出典:翁問答(1650)下)
  3. 堅気になる。品行がおさまる。
    1. [初出の実例]「さうした時には自然と身も堅(カタ)づまらう」(出典:歌舞伎・花雪恋手鑑(1833)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android