塙賢三(読み)ハナワ ケンゾウ

20世紀日本人名事典 「塙賢三」の解説

塙 賢三
ハナワ ケンゾウ

昭和期の洋画家



生年
大正5(1916)年3月30日

没年
昭和61(1986)年7月25日

出生地
茨城県土浦市

学歴〔年〕
東京電機大学卒

主な受賞名〔年〕
二科展岡田三郎助賞(第34回)「希望」,二科展二科記念賞(第35回)「埋葬

経歴
昭和21年二科展に初入選し、以後同展に出品を続ける。24年第34回展で「ふるさと」「希望」が岡田賞、25年同会35周年記念賞を受賞、37年同会会員となる。この間、33年渡米し、ニューヨークなどで個展を開き、ヨーロッパをまわって35年帰国。43年第53回展で「語らい」が会員努力賞となる。この他、安井賞展、日本国際美術展、抒情派七人展などにも出品。サーカス道化をおもなモチーフとし、独自の童画的画風を示した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「塙賢三」の解説

塙賢三 はなわ-けんぞう

1916-1986 昭和時代後期の洋画家。
大正5年3月31日生まれ。昭和21年より二科展に出品,24年岡田賞,25年35周年記念賞を受賞し,37年二科会会員となる。サーカスや道化をモチーフとして,独自のメルヘン世界を創造した。昭和61年7月25日死去。70歳。茨城県出身。東京電機大卒。作品に「ふるさと」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android