塞げる(読み)フサゲル

デジタル大辞泉 「塞げる」の意味・読み・例文・類語

ふさ・げる【塞げる】

[動ガ下一][文]ふさ・ぐ[ガ下二]ふさぐようにする。「穴を―・げる」「通りを―・げる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塞げる」の意味・読み・例文・類語

ふさ・げる【塞】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ふさ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
    1. ふさぐようにする。通れないようにさえぎる。
      1. [初出の実例]「返し合せて、佐の前にふさげたり」(出典:延慶本平家(1309‐10)二末)
    2. 場所などを占めるようにする。領有する。
      1. [初出の実例]「おほくの国々をふさげらるる事、口惜候へば」(出典:平家物語(13C前)一一)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ふさ・ぐ 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 ( 「鬱げる」とも書く ) 気分がふさぐようになる。憂鬱になる。
    1. [初出の実例]「お前をふさげさすまいと思うたに、やっぱり其様にふさいでから」(出典:洒落本・竊潜妻(1807)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android