デジタル大辞泉 「塩分躍層」の意味・読み・例文・類語 えんぶん‐やくそう【塩分躍層】 海洋や湖において、ある深度を境に塩分濃度が急激に変化する層。ハロクライン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
海の事典 「塩分躍層」の解説 塩分躍層 海洋中の塩分の鉛直分布において、塩分の鉛直勾配が大きな層を塩分躍層という。北太平洋の中緯度では、塩分極小層が主水温躍層の下にあり、主水温躍層内で は塩分は下方に向かって減少しており、水温勾配による密度成層を若干打ち消す形になっている。塩分躍層が密度成層に大きく寄与しているのは、北太平洋の亜 寒帯海域で、100~200mの厚さの表層混合層の下部に、下方に向けて塩分の増大する非常にシャープな塩分躍層が見られる。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報