主水温躍層(読み)しゅすいおんやくそう(その他表記)main thermocline

海の事典 「主水温躍層」の解説

主水温躍層

中緯度の海洋では、比較的水温・塩分の一様な表層混合層の下に顕著な水温躍層があり、これを主水温躍層と呼ぶ。主水温躍層は、ゆるやかに上昇して来る深層 の冷たい水と、上部混合層からの加熱のバランスによって維持されていると考えられる。亜熱帯域での主水温躍層の深さは数百mであるが、亜寒帯前線付近で躍 層は表面に出て、それより高緯度では冬期の混合は、かなりの深さに達し、主温度躍層は見られない。主温度躍層は顕著な密度躍層をなしており、モデル計算等 では、この躍層を境に海洋を上下二つに分ける二層近似がしばしば用いられる。 (永田)

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

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