塩前郷(読み)しおのまえごう

日本歴史地名大系 「塩前郷」の解説

塩前郷
しおのまえごう

現在の塩前に比定される。天正一七年(一五八九)と推定される一一月二三日の原田佐左衛門証文(名取宏家文書)によれば、名取刑部右衛門の本領のうち須沢すさわ村内二七俵余および塩前村四俵の計三一俵余は原田佐左衛門の請納だった。翌月一一日の武川衆中に宛てた伊奈忠次知行書立写(記録御用所本古文書)のなかに塩前之郷の四一俵余がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android