岩石学辞典 「塩基性前縁帯」の解説 塩基性前縁帯 花崗岩化作用の前縁で見られるCa, Mg, Fe, Mn, Tiなどの元素に富んだ地帯で,火成岩的な外観の塩基性岩あるいは超塩基性岩ができることがある.このような塩基性物質の濃集は,既存の堆積岩が花崗岩化される際に過剰となったものである[Reynolds : 1947].一方,花崗岩化作用の前縁ではSi, Na, Kなどの元素に富んだ酸性前縁帯ができる. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報