塩新町村(読み)しおあらまちむら

日本歴史地名大系 「塩新町村」の解説

塩新町村
しおあらまちむら

[現在地名]栃尾市塩新町

上塩かみしお村の東、塩谷しおたに川が大きく曲がって西に向きを変え、九川谷くかわだに川を合せる付近の狭い谷間に立地。河野家・藤田家・佐藤家の祖である屋号番屋が草分と考えられ、栃尾町あるいは見附町方面と下田しただ(現南蒲原郡下田村)八十里越はちじゆうりごえを経由して、会津方面との物資の流通を取締った家と伝える。元和六年(一六二〇)の長岡藩知行目録に高五八石五斗余。正保国絵図に塩荒町村とあり、高六二石余。寛政七年(一七九五)の栃尾組検地帳書抜(金内襄治氏蔵)によると、正保二年(一六四五)の検地では村高八九石余(うち新田二六石二斗余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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