塩見 政治
シオミ マサジ
明治・大正期の実業家 亜鉛礦業会社専務。
- 生年
- 明治11(1878)年1月5日
- 没年
- 大正5(1916)年10月22日
- 出生地
- 大阪府
- 学歴〔年〕
- 大阪医学校卒,京都帝大医科大学
- 経歴
- 大阪で医師を開業後、北多尾化学研究所を設立、肺病新薬“レスピラチン”を創製発売して巨利を収めるが、のちその製薬が無効という事実が世間に発表され、発売を中止した。その後、亜鉛精錬を研究し、明治45年亜鉛礦業会社を創立、専務に就任し、第一次世界大戦景気で巨富を得た。しかしまもなく病に倒れたため、大阪の理化学研究所設立にあたり資本として100万円を献じた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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塩見政治
没年:大正5.10.22(1916)
生年:明治11.1.5(1878)
明治時代の実業家。日本の亜鉛鉱業の先駆者。岡山県美作生まれ。大阪高等医学校から京都帝大医科に入り,医化学を専攻。大阪で医師を開業後,北多尾化学研究所を設立して新薬の創製に携わり,肺病の特効薬「レスピラチン」を創製して発売した。これが肺病に苦しむ人々に受け入れられ,巨利を得て大阪化学研究所を起こしたが,肺病への効能がないことが公表され,以来亜鉛精錬の研究に従事して大正1(1912)年亜鉛鉱業会社を創立。軍需品などを製作して巨万の富を築き,大阪医科大学に私財100万円を寄付した。
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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