塵紙交換(読み)チリガミコウカン

デジタル大辞泉 「塵紙交換」の意味・読み・例文・類語

ちりがみ‐こうかん〔‐カウクワン〕【×塵紙交換】

古新聞・古雑誌などを塵紙と交換する故紙回収業。

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精選版 日本国語大辞典 「塵紙交換」の意味・読み・例文・類語

ちりがみ‐こうかん‥カウクヮン【塵紙交換】

  1. 〘 名詞 〙 廃品回収業一つ新聞や雑誌などの中古紙をちり紙と交換すること。また、その業者。拡声器付きの小型トラックで巡回する業者は、昭和四〇年代(一九六五‐七四)から登場した。

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世界大百科事典(旧版)内の塵紙交換の言及

【くず屋(屑屋)】より

…近世前期にすでに京の町には紙くず買がいた。1690年(元禄3)刊の《人倫訓蒙図彙(じんりんきんもうずい)》には,大きな布袋を肩にかけ,さおばかりを携えた女の紙くず買の姿が描かれ,紙であればなんでも買い集めて直し屋(再生処理業者か)へ売るとしてある。紙くず買はその後大坂,江戸その他の町にも現れ,近世後期には男性の仕事となり,古着,古銅,古鉄,古道具などをも買い集めるようになった。布袋にかわって大きな籠を背負い,買い集めたものはそれぞれ直し屋,古着屋,古鉄屋,古道具屋などに引き取られ,口銭をもらった。…

※「塵紙交換」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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