六訂版 家庭医学大全科 「境界悪性卵巣腫瘍」の解説
境界悪性卵巣腫瘍
きょうかいあくせいらんそうしゅよう
Ovarian tumor (borderline malignancy)
(女性の病気と妊娠・出産)
良性の腫瘍と悪性の卵巣がんのちょうど中間の性質をもっている境界悪性腫瘍は、通常は確実に摘出してしまえば生命に関わることはありませんが、ごくまれに再発することがあります。したがって、境界悪性腫瘍摘出後にも慎重な経過観察が必要とされます。悪性卵巣腫瘍がリンパ節転移を来すのに対して、境界悪性卵巣腫瘍がリンパ節転移を来すことはまれです。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報