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卵巣癌 らんそうがんovarian cancer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

卵巣癌
らんそうがん
ovarian cancer

卵巣は親指の頭くらいの大きさで,良性から悪性まで多種多様の腫瘍 (しゅよう) が発生する。このうち,卵巣は若年者から老年までいずれの年齢でも起こる。症状は,初期には無症状のことが多く,発見が難しい。腫瘤 (しゅりょう) が腹部いっぱいになるほど大きくなったり,腹水がたまってきたり,下腹痛が起こって初めて発見される場合が多い。たまたま受けた産婦人科検診で異常を指摘されることもある。最近では超音波検査や CTで腫瘤の性質もある程度まで診断できるようになり,血液中の卵巣癌に特有な物質 (腫瘍マーカー) も測定されるようになった。治療は,可能であれば手術療法を行なって腫瘤を摘出するが,抗腫瘍剤も使用される。しかし,卵巣癌は早期に癌性腹膜炎などに移行しやすく,現在のところ治療成績は満足できるものではない。

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大辞林 第三版の解説

らんそうがん【卵巣癌】

卵巣にできる癌腫。原発性と転移性のものがある。

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世界大百科事典内の卵巣癌の言及

【卵巣腫瘍】より

…卵巣を形成しているおもな細胞,組織には表層上皮,卵細胞(胚細胞),性索間質(顆粒膜,莢膜細胞),間質(結合組織)などがあるが,これらがそれぞれ腫瘍化しうる。表層上皮の腫瘍化したものには卵巣囊腫や卵巣癌などがあり,最も発生頻度が高く,卵巣腫瘍全体の約2/3を占める。卵細胞の腫瘍化は一般に,20歳前後の比較的若い人に発生することが多い。…

※「卵巣癌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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