増参寺(読み)ぞうさんじ

日本歴史地名大系 「増参寺」の解説

増参寺
ぞうさんじ

[現在地名]磐田市匂坂中

磐田原台地西麓、磐田市立岩田いわた小学校の東約二五〇メートルにある。岩田山と号し曹洞宗本尊釈迦如来。寺伝および匂坂氏系譜(匂坂家文書)によると、応永一九年(一四一二)匂坂さぎさか郷を本貫としていた武士匂坂重能が見取みどり(現袋井市)に増参庵を開創し、海蔵かいぞう(現同上)の開山物外性応を請じて開山とした後、永禄七年(一五六四)匂坂長能が同庵を匂坂郷に移建し、岩田山増参寺と改称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android