日本歴史地名大系 「増補大路水経」の解説 増補大路水経ぞうほたいろすいけい 六巻四冊 土屋義休著 石黒信由増補成立 天保七年原本 高樹文庫写本 加越能文庫解説 加越能三ヵ国の河川について、水源・水脈・支流などのほか、水源の山や支流の山についても記す。正徳四年に成立したものに、大沢君山が享保一二年に補訂を行ったものが「重修加越能大路水経」で、さらに五十嵐篤好が石黒信由に勧めてその地理的識見をもって湖潟・温泉・里程・広狭などを付加えさせたものが「増補大路水経」である。第三冊が越中国水経、第四冊が三州大川潟・温泉である。信由はこの書を「是地理の根本なれば他見を許さず、予が家に秘するもの也」とした。活字本 加賀能登郷土図書叢刊四期(重修加越能大路水経) 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by