墨かけ事件

共同通信ニュース用語解説 「墨かけ事件」の解説

墨かけ事件

2018年7月4日、中国上海に出稼ぎに来ていた董瑶瓊とう・ようけいさんが看板習近平しゅう・きんぺい国家主席の顔に墨をかけた事件。「習近平専制暴政に反対する」と訴えて墨をかける動画を投稿サイトに掲載し、当局に拘束された。習氏の強権的な統治手法に対する市民の不満を示した象徴的事件として注目を集めた。その後、清華大の許章潤きょ・しょうじゅん教授が習氏の個人独裁を批判する文書を公開するなど知識人による指導部批判も続いた。「習思想」の研究事業が中止になるなど個人崇拝に一時、歯止めをかけるきっかけとなったとされる。(北京共同)

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