専制(読み)センセイ

デジタル大辞泉 「専制」の意味・読み・例文・類語

せん‐せい【専制/×擅制】

上に立つ人が独断で思うままに事を処理すること。
国是を討論して以て政府の―を防止す」〈津田真道明六雑誌一二〉
専制政治」「専制政体」の略。
[類語]支配統治君臨制覇制圧征服圧伏管理管轄統轄統御統率宰領さいりょう監督統制取り締まり独裁治世べる制する領する握る牛耳ぎゅうじ

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精選版 日本国語大辞典 「専制」の意味・読み・例文・類語

せん‐せい【専制・擅制】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 独断で思うままにとりはからうこと。自分の勝手・気ままに事を処理すること。特に政治を独断で行なうこと。
    1. [初出の実例]「不旧檀越等専制」(出典続日本紀‐霊亀二年(716)五月庚寅)
    2. 「そのかみ菊池氏九州を専制して」(出典:随筆・秉燭譚(1729)二)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公一九年〕
  3. せんせいせいたい(専制政体)」または「せんせいせいじ(専制政治)」の略。
    1. [初出の実例]「大に同国の擅制(センセイ)痛論し」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉八)

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普及版 字通 「専制」の読み・字形・画数・意味

【専制】せんせい

専権独断。清・黄遵憲病中、夢を記す。述べて梁任父(啓超)に寄す、三首、三〕嗚呼(ああ)專制の國 今に四千 豈に謂(おも)はんや、余が身にんで (つひ)に能く國會を見んとは

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