墨筆(読み)ボクヒツ

デジタル大辞泉 「墨筆」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐ひつ【墨筆】

墨と筆。また、墨をつけて書く筆。
墨と筆を用いて書いたもの。

すみ‐ふで【墨筆】

墨と筆。ひつぼく。
墨をつけて書く筆。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「墨筆」の意味・読み・例文・類語

すみ‐ふで【墨筆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 墨と筆。
    1. [初出の実例]「よきつきすみふでなど賜はせたり」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月)
  3. 墨を付けて書く筆。
    1. [初出の実例]「現世(げんぜ)のよめは七百町ながく知行にすみふでや、家をさいしく絵の具ふで」(出典浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)三熊野)

ぼく‐ひつ【墨筆】

  1. 〘 名詞 〙 筆と墨。墨をつけて書く筆。また、それを用いて書きしるしたもの。筆墨
    1. [初出の実例]「道から生じた墨筆ぞ」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android