墨金(読み)スミガネ

デジタル大辞泉 「墨金」の意味・読み・例文・類語

すみ‐がね【墨金/墨曲尺】

《古くは「すみかね」とも》
曲尺かねじゃく。まがりがね。さしがね
建築で、曲尺を使って必要な線を木材に引く技術規矩きく術。

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精選版 日本国語大辞典 「墨金」の意味・読み・例文・類語

すみ‐がね【墨金・墨𨦈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すみかね」とも )
  2. まがりがね。かねじゃく。さしがね。
    1. [初出の実例]「右 番匠すみがねの直きをただす身なれどもかたぶく月にかふはりぞ無き」(出典:東北院職人歌合(1348頃か)三番)
  3. さしがねを使って木材に墨をつけること。また、その技術。規矩(きく)術。〔匠明(1608‐10)〕

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