壁下地(読み)カベシタジ

デジタル大辞泉 「壁下地」の意味・読み・例文・類語

かべ‐したじ〔‐したヂ〕【壁下地】

壁土を塗るときの骨組みとなるもの。細くそいだ竹や木を縦横に組んで作る。かべしろ。

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精選版 日本国語大辞典 「壁下地」の意味・読み・例文・類語

かべ‐したじ‥したヂ【壁下地】

  1. 〘 名詞 〙 壁を塗る場合の下の骨となるもの。細い竹や木を縦横に組み、その間にススキヨシを入れたもの。かべしろ。
    1. [初出の実例]「屏中門腋之壁下地構之」(出典実隆公記‐永正八年(1511)一一月一九日)

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世界大百科事典(旧版)内の壁下地の言及

【社寺建築構造】より

…禅宗様,大仏様では板壁が多い。飛鳥~鎌倉時代の土壁は水平に径3~4cmの横材(間渡(まわたし))を渡し,これに割木を編みつけて壁下地とし,その上に土を塗り,白土で上塗りを施す。中世後半から,壁下地は細い竹となり,細い貫もしだいに用いられた。…

※「壁下地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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