壺口(読み)ツボクチ

デジタル大辞泉 「壺口」の意味・読み・例文・類語

つぼ‐くち【×壺口】

壺の口。「―の狭い花瓶」
口をつぼめてとがらせること。また、その口付きおちょぼ口
「娘というものは―をして、気取って、オホホと笑うものとばかり」〈二葉亭平凡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「壺口」の意味・読み・例文・類語

つぼ‐くち【壺口】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つぼぐち」とも )
  2. 壺の口。
  3. 口をつぼめとがらせたり、愛らしく小さくしたりすること。また、その口つき。つぼつぼぐち。
    1. [初出の実例]「身のほどをさすがしまんの万太夫たれものぞみをかくるつぼ口」(出典:評判記・野郎虫(1660)中村万太夫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android