夏の暮れ(読み)ナツノクレ

精選版 日本国語大辞典 「夏の暮れ」の意味・読み・例文・類語

なつ【夏】 の 暮(く)

  1. 夏の終わり。晩夏。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「いつとても惜しくやはあらぬ年月を禊に捨つる夏のくれかな〈藤原俊成〉」(出典:千載和歌集(1187)夏・二二四)
  2. 夏の夕暮れ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「そま河やうきねになるるいかだしはなつのくれこそすずしかるらめ」(出典:拾遺愚草(1216‐33頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android