夏の虫(読み)なつのむし

精選版 日本国語大辞典 「夏の虫」の意味・読み・例文・類語

なつ【夏】 の 虫(むし)

① =なつむし(夏虫)《季・夏》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・多胡碑集(1774)「片羽もへて這歩行けり夏の虫〈半化房〉」
仮名草子・恨の介(1609‐17頃)下「これこれ御覧じ候て、やがてやがてなつのむし、一首の歌をかく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「夏の虫」の意味・読み・例文・類語

なつ‐の‐むし【夏の虫】

夏に出る虫。特に、灯火に慕い寄るガの類。夏虫 夏》

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