夏坂番所跡(読み)なつざかばんしよあと

日本歴史地名大系 「夏坂番所跡」の解説

夏坂番所跡
なつざかばんしよあと

[現在地名]田子町夏坂

夏坂村のほぼ中央に位置し、鹿角かづの街道に沿う。雑書の慶安元年(一六四八)条に「三戸田子関村之御番所夏坂詰能所之由にて引候由三郎右衛門、半左衛門状を以今日申上ル」とあり、藩政初期より開設されていたものとみられる。享和三年(一八〇三)の仮名付帳に「物留御番所」、文化元年(一八〇四)の「郷村古実見聞記」に「中番所 三戸郡三戸通夏坂村 夏坂」とみえ、三戸郡と鹿角郡(現秋田県鹿角郡・鹿角市)との交通・輸送の監視に当たった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む