鹿角(読み)カヅノ

デジタル大辞泉の解説

かづの【鹿角】

秋田県北東部の市。リンゴ栽培や、酪農などが盛ん。尾去沢(おさりざわ)鉱山があった。八幡平(はちまんたい)十和田湖への観光基地。人口3.4万(2010)。

ろっ‐かく〔ロク‐〕【鹿角】

鹿(しか)のつの。漢方で強壮薬に用いる。
昔の武具の一。鹿つのに似た鉄製のくま手。引っかけて物を引き寄せるのに使った。

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大辞林 第三版の解説

かづの【鹿角】

秋田県北東部の市。十和田・八幡平への観光基地。大湯・後生掛ごしよがけなどの温泉がある。 → 大湯温泉

ろっかく【鹿角】

鹿しかのつの。
鹿の角つの形の鉄製の武具。引っかけて引き寄せるのに用いた。 「敵-を以て、既に塀を引破らんとす/太閤記」

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精選版 日本国語大辞典の解説

かづの【鹿角】

[1] 秋田県北東部の地名。大湯川・米代川の流域にあり、北は十和田湖を挟んで青森県に接する。江戸時代、南部氏盛岡藩領として農業・畜産が盛んに行なわれ、特に尾去沢鉱山は藩直営の鉱山として栄えた。昭和四七年(一九七二)市制。
[2] 秋田県の北東端の郡。米代(よねしろ)川の上流域にある。

ろっ‐かく ロク‥【鹿角】

〘名〙
① 鹿の角。漢方で強壮剤に用いる。〔医語類聚(1872)〕 〔礼記‐月令〕
② 昔、軍陣の具。鹿の角に似た鉄製の熊手で柄があり、物を引っかけて引きよせるのに用いた。
太閤記(1625)四「敵鹿角を以て、既に塀を引破らんとす」
③ 「ろっかくさい(鹿角砦)」の略。〔五国対照兵語字書(1881)〕

わさ‐づの【鹿角】

〘名〙 鹿の角を上端につけた杖。念仏僧が持ち歩いた杖。かせづえ。
※梁塵秘抄(1179頃)二「聖の好む物、木の節・わさづの・鹿の皮、蓑笠・錫杖・木欒子

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世界大百科事典内の鹿角の言及

【骨角器】より

…とくに骨角器の生産の高まったのは,後期旧石器時代になってからである。各種の骨や角から,槍先や銛(もり)頭のような狩猟具,針や錐(きり)といった工具,鹿角製の投槍器や指揮棒,そしてマンモス牙製の女性像や装身具が作りだされている。このように骨角器が多種・多量に生産されたのは,後期旧石器時代になって,人類の精神活動が著しく向上したことと相まって,道具を作るための道具である石器,すなわち,ものを彫ったり,削ったりする彫器や,ものを磨研する砥石類などの製作・使用技術を手に入れたからである。…

※「鹿角」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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